withコロナ時代のコミュニケーション〜プロモーションはブランディングへ〜

  • withコロナの時代における、フィジカルイベントのあり方とその変容

  • 様々な制約の中での成功のバリエーション

  • コロナ時代における人々の心理的な変容

  • 博展の考える新時代でのコミュニケーション〜プロモーションはブランディングへ〜


時代背景と今までとこれからの”当たり前”

Withコロナという時代において、これからはどのような時代になっていくのだろうか。

消費者の私たちも日々、様々なことに細心の注意を払って生活することが当たり前になってきた今。

今まで“当たり前”だったコミュニケーションのカタチが大きく変容し、慣習や経験の上に引かれていた無自覚的な“当たり前”の境界線が今、大きく変化を遂げようとしている。


その兆しに着目し、次の時代に必要なコミュニケーションをリデザインしていくという観点で、わたしたちの考えや取り組みを、シリーズで紹介していく。

今回はそのシリーズ第一弾として、弊社クリエイティブプランナーの南・桑名がこれからの時代に求められる新しい価値観を紹介。





withコロナの時代における、フィジカルイベントのあり方とその変容

イベントやPRという業界では、コロナの影響で、一度に多くの人を介して”場所 / 時間を共有する”という一般的なやり方ができない状態。これからのフィジカルイベント、はたまた”当たり前”はどうなっていくのだろうか。


南:Withコロナにおいては時間と空間を分散しながらコミュニケーションをとっていくという”集客密集型”から”時空分散型”のコミュニケーションへと変化していく。この流れ自体は、ここ最近もともと早まって来てはいるが、コロナによって進む速度が早まっているように感じる。

オフラインであった施策をすべてオンラインにシフトしていくというより、デジタルxフィジカルの特性を理解した上で作っていくということが非常に重要。


フィジカルなセミナーを開催した時よりも多くの視聴者を確保できるというメリットがある一方で、リアルイベントは、その場に行かないとわからない身体的五感を通じた実体験ができる。それは、より”自分ごと化”ができるという、オンラインにはない強みである。両方をしっかりと考えながら構築していくということが大切であり、情報も制限も溢れている現代社会の中、求められるものが研ぎ澄まされていく。

さらに、社会全体で段階的に制限が解除していく中で、安全を担保しつつも、質も担保しなければならない。フィジカル体験で得られる実体験の深さ / 快適さ / 自由さを失わないというポイントも忘れてはいけない。



桑名:厳しい制限ができ、人々が自由に動けなくなってしまったことにより、今までの”当たり前”に半強制的に安全要素が入ってしまっている。

今まではなかったことやものと突如共存しなくてはいけなくなってしまい、今一番必要な安心安全が”仮設”状態になってしまっている。

さらに、今までなかった価値観が人々の中に芽生え、これからもそれらと付き合って行かなくてはいけない。予測できないスピードや内容で変化していくので、その都度見直していく必要がある。

つまり、”体験をしっかりとデザインしていく”ことが、今までの当たり前だった環境や安心感をより一層深いものにし、より快適に心地よいものにしていくことができる。

博展が掲げている”コミュニケーションデザイン”というのは形や目に見えるものだけの話ではなく、”コミュニケーションの場のデザイン”として捉えていくこと。

今までの当たり前だと決めていたことに対して今一度見直し、改良していくことが鍵となる。





様々な制約の中での成功のバリエーション


南:コロナを経てイベントを企画していく中で、改めてイベントの成功について考える機会となった。

多くの人に来てもらいたい / メッセージを伝えたい / 何かを買ってもらいたいなど、何か目的がある中で、今までにはなかった方法を編み出しながらバリエーションを増やしていくことで、思想も大事にしながらもデジタルとフィジカルを横断していく。

この自粛期間中はいち消費者としての目線で見たときに、たくさんの気づきがあった。



桑名:フィジカルとオンラインを横断して、どちらもうまく噛み合って実装されていることがそこまで多くない現状。

仮説的な指標だけではない、現実的に運用していくための体制が必要になってくる。

予算の問題や様々な制限とうまく付き合ってデジタルとフィジカルの横断することを前提として考慮することで、企業も消費者もその境目がわからないくらいのシームレスさを楽しんで向き合えるようにしていく。

オンラインかオフラインかということを意識して使い分けていた今までとは違い、これからはその間にある繋ぎ目がわからないような状況に変わってくるので、俊敏性が必要とされる。

もはや、来場者数や瞬間視聴者数のような数字だけを追って、大盛況なものを作るだけが一番大事ではなく、大切なのはエンゲージメント。

実際にいない参加者たちの熱量をどうやって表現していくか、つまり【“成功”となる条件のバリエーションをどれだけ作っていけるか】がこれからのイベントの鍵になっていくだろう。



コロナ時代における人々の心理的な変容

やはりマーケティングはコミュニケーション。

一方的な押し売りではなく、消費者からのリアクションも加味するべき。

コロナに影響されているのは、行動だけではなく、心理的な側面も非常に大きいため、企業が発信していくメッセージも大切になっていく。



新時代でのコミュニケーション

〜プロモーションはブランディングへ〜


桑名:長い在宅期間で芽生えた“自制”という新しい日常。

自分では気づかない深層心理で生まれた意識の変化が如実に出てくる。


南:新しい生活の中で見つけた課題感を持っている箇所に、どれだけコミットしていけるか。

コロナの影響で、自分自身の生活に見つけた課題感と世界の課題感とが一致してる状態が起きていて、社会問題の解決がそのまま自己実現のようになっている。

“自分のため=周りのため=世界のため”と変化していく時代で、それぞれできることを周りに共有 / 発信し、一緒に作り上げていくというマインドへと変化していく

コロナの影響で、世界の中の自分というマインドセットができた今、人々は共創 / 共生していく


そのマインドでは、ブランディング要素がかなりメインになっている。

商品の直接的なセールス活動も大事ではあるが、ベースとしては企業のブランディング要素 / メッセージが重要。

消費者にとって、商品やサービスの価値だけではなく、活動やメッセージが入り口であるべき。

商品 / サービスの提供する価値は、企業の姿勢や考えを表現できる活動であり、そのようなことへの共感が消費者とのエンゲージメントを構築し、そして維持していく。

このような物理的な要素だけだった流れが、言葉にできない感情的な部分でつながりを持ち、ストーリーになっていく。




桑名:感情的な部分でつながりを持っていく姿勢を表現する。

消費者に寄り添い、言語化できないエモーショナルな部分を企業としてのメッセージで体現しながら、どれだけ長くしっかりとした絆で、消費者とつながりをもっていけるか。

これは企業と消費者という関係だけでなく、人間と人間の間におけるコミュニケーション。



桑名:“コミュニケーションデザイン”として最終的に作りたいのは、その人間性や社会の美意識などそういったものを自然にお互いが共有していけるような環境の入り口。

博展は、理念として”コミュニケーションデザイン”という言葉を掲げていて、今まではその場 / 瞬間にコミュニケーションが活発的であることを目的にしていた。

今の状況や環境下において、消費行動をはじめとする様々なものが同時多発的に様々な変化を遂げているので、博展としては、その変化させている要因をちゃんと紐解いていきたい。

やはりマーケティングはコミュニケーション。コロナに影響されているのは、行動だけではなく心理的な影響も非常に大きいので、企業が発信していくメッセージも大切。





A “Beautiful Distance” can be offensive


桑名:“妙な違和感”を感じるコロナ対策。

無理やりに安全要素を入れ込まれており、仮設的な”とりあえず”の要素が多く感じる。

長い目でみた快適さを消費者 / 働く人たちの両方に感じさせ、その間に齟齬や障壁があってはいけない。美意識をもったソーシャルディスタンス

ツールを置くことで、”美しい防御が 攻めになる”時代へ。

様々なシーンにチューニングした安全・安心の境界線を再構築する。

これまではオンライン / オフラインということを意識して使い分けていたが、これからはその繋ぎ目がわからないような状況に変わってくるので、時代に順応する俊敏性が大切。


博展はやはり作り上げていくことを得意としており、必要なものにフォーカスを当て新しいものを作り出していく、業界の最前線 / 最初の一手になりたい。





ーWELCOME DIFUSER

お客様を出迎えるウェルカムフラワーのような存在を消毒とともに

フレンドリーな存在としてのコロナ時代の象徴的なものに。




ーPRINTING BEAUTY

受付の衣装と柄を統一することで美しいものに。



ーCLEANSE ONE’S MIND

もともとは別の案件で施策として実施していたハンドプロジェクション。

その手法を使い、手にメッセージを。

消毒するのが楽しめるように、来場者に楽しんでもらえるような工夫を。



ーWIND AID

風が吹き抜けている様を可視化できるような表現。

通気性を肌だけでなく、視覚でも確認できるアートワーク。



まとめ

〇〇がだめ / してはいけないという禁止ばかりが目立っていた刺々しい社会から、日本らしい”美しいディスタンス”を定着させる。


withコロナの時代における、フィジカルイベントのあり方とその変容

・集客分散型→時空分散型

ー様々な制約の中での成功のバリエーション

ーコロナ時代における人々の心理的な変容

・自己実現の並走・利他共創への参加

ー博展の考える新時代でのコミュニケーション

 プロモーションはブランディングへ



▶︎A “Beautiful Distance” can be offensive

ーsocial distanceから

早く / 安く / 誰でも安全で安心な環境を作ることが最優先だった緊急事態宣言下

→美しい所作 / 行為 / 姿勢とともに、美意識のある安全と安心を構築するwithコロナの時代へ


ーcreate new manners

社会全体で守っていきたいと思える新たなマナーを作り出し、定着させるためのきっかけつくり

古来から余白の美学を持つ日本の作法を文化として、世界への模範を作り出していく


ーa beautiful defense can be offensive

美しい防御が責めになる時代

様々なシーンにチューニングした安全・安心の境界線を再構築する



 ▶︎内容盛りだくさんのセミナー動画はこちら!◀︎



皆さまにより良い価値を提供していくために日々邁進しておりますので、ご興味ございましたら、お気軽にお問合せフォームよりご連絡頂けたら幸いです。