伝統性と革新性が交差するGSIXガーデンで触れる“作曲者がいない夏の夜のオーケストラ”



ROOF TOP ORCHESTRA


GINZA SIXリテールマネジメント株式会社様

2019.8.6 ─ 2019.10.31

GINZA SIXガーデン(屋上庭園)


音と光のインタラクティブな体験から発想した夏の銀座の夜の憩い


GINZA SIXガーデンでのインスタレーション。


博展は空間設計 / 光の演出 / サカナクション・山口一郎氏が発起人である『NF』がサウンドプロデュースを担当。

地上約56mに位置する銀座最大の面積を誇る屋上庭園を、来場者が主役となる“作曲者がいないオーケストラ” をコンセプトに、音と光とテクノロジーがミックスした空間に演出。

ローンチイベントとして、『NF』メンバーである山口一郎氏、黒瀧節也氏、青山翔太郎氏によるDJイベントを開催。


銀座という街の特色を生かした体験へのアウトプット


吉川(プロデューサー) / 真崎(プランナー) / 高橋(デザイナー) / 中塚(プロダクションディレクター)



吉川 : GINZA SIX様からは、屋上で光を使ったインスタレーションの企画をやりたいというお

話をいただきました。


真崎 : GINZA SIX様は元来「Life AtIts Best 最高に満たされた暮らし」というコンセプトをお持ちだったので、それと銀座という街が持つ特色に、博展ならではの解釈を加えてご提させていただきました。

そしてそれを、私たちが考える“体験”という形にどうアウトプットしていくかというのがプランナーとしての役割でした。そこに共感をいただけたのだと思います。


中塚 : 私は施工管理を担当しました。デザイナー、プランナー、プロデューサーが考えている理想の形や、やりたいことを聞いた上で、どう実現性を突き詰めるかという立場です。

どうやったら安全で、クオリティも高く、かつご予算の中で目的にあったものを実現できるかということを考えながら、各部署と連携していきました。


高橋 : 今回体験型というところもあったので、人の動きや作用が、どのように空間に影響してくるのかなども意識しつつ空間のデザインを行いました。

GINZASIX様にちなんで6つのキューブを配置し、体験者がキューブを叩くことで、目の前のLEDの照明が音とともに光って演出されるというものです。

体験者と鑑賞者が、互いに気持ち良く屋上で過ごす事ができる、という点を特に工夫しました。


真崎 : 元々は観賞型の体験を求められていましたが、ちょっとインタラクティブなもののほうがいいのじゃないかと考えたのです。



高橋 : 銀座というロケーションについても調べました。

伝統性と革新性が交差する場所であり、さらにGINZA SIX様の屋上には、水盤エリアと芝生エリア、森エリアというのがありました。和と洋の庭園様式があったのです。


今回ルーフトップオーケストラということで、日本の文化が持つ飛び石というアイデアを使いつつも、洋式のオーケストラのようなアーチ状で配置を考えました。

指揮者がいて、それを中心にオーケストラが並ぶような形です。指揮者の場所に立つ人がキューブを叩くことで、音と光が作用します。それぞれのキューブには飛び石と椅子があり、体験者はそこに座って聴くこともできます。


水盤エリアでは実際に水が流れており、水の上に飛び石と椅子を置くことで、そこで奏でられた音を聴くという体験を作りました。真夏の夜の屋上で、素晴らしい清涼感を感じていただけるというものです。


今回サカナクションの山口一郎氏に参加していただきました。山口氏が率いるNFというチームをアサインし、どのようにキューブを叩いても聞き手が気持ち良くなるようなサウンド設計をしてくれました。


真崎 : 私たちは空間作りですが、NFというチームを交えてアウトプットすることで、また新たな空間の可能性を広げることができたのではないかと思います。


吉川 : 真夏の3ヵ月間を通じ、安全面などいろいろな事が予想される中で1回の事故もなく納品できたという点も、非常に高評価いただけました。それが実際冬の案件にもつながり、新たに冬のイルミネーション、インスタレーションとして約3ヵ月間担当させていただきました。




それがある前と後で人の集まり方が圧倒的に違う、そんな存在。

中塚 : 空間の美しさや体験の気持ち良さを損なわずに安全性を担保することは、私の大きなミッションのひとつだったので、まずは事故がなかったことにホッとしています。

3ヵ月間真夏の炎天下、スタッフが常時待機できるわけではない中で、誰でも触れて体験できてしまうというかなりチャレンジングな案件でした。実施時期を踏まえると台風の発生も考慮する必要があります。しかし過去の気象データや風力計算をもとにした構造設計だけでは、どこかで意匠や体験を犠牲にしなければなりませんでした。

そこで設計上、耐えられる風速の上限をあえて引き下げてデザインを維持し、上限を超える風速時には撤去することでGINZA SIX様の合意を得るという方針を考えました。


高橋 : 水の上に置くということもかなりチャレンジングなことでした。飛び石ひとつにしてもそのまま置いてしまうと水が流れないとか、浮いてしまうという問題もあったので、その下の見えないところにアジャスターをつけるなど工夫をしました。


中塚 : GINZA SIX様、博展、パートナー各社がどのパートでも妥協はしなかったという点が、すごくいいチームだったなと感じています。博展だからできた点だと思います。


吉川 : クライアントとの距離も近かったというのがすごく良かったです。プロデューサーがいてプランナーがいて、プロダクトがいて、デザイナーがいるというのが、話すスピードが圧倒的に早い。その時のスピード感は博展だからできたんじゃないかと思います。


高橋 : 一番嬉しかったことは、そこにそれがある前と後では人の集まり方が圧倒的に違うということでした。居心地良さそうに本を読んだり、思い思いの使い方をされているのを目の当たりにできたことです。


吉川 : それまでGINZA SIX様にあまり足を運ばない年代層の方や、遠方からも多くの方が来られたことをGINZA SIX様に伺いました。そうした点も本当に嬉しいことでした。

 


Producer : Kohei Yoshikawa / Yuki Akutsu / Serina Hata

Creative Director : Isao Kuwana

Planner : Daisuke Masaki

Designer : Takumi Takahashi / Junki Hirota / Koji Nakae

Digital Director : Masaya Ishida / Sora Ishikawa / Ban Yamaguchi

Movie Director : Katsushi Furuta

Graphic Director : Kyoko Sato

Production Director : Tomoyuki Nakatsuka / Daisuke Takahashi/ Konosuke Okumura

Sound Produce : NF

Lighting Planning : Tokyo Lighting Design  

Item Production : ochiai-seisakusyo Co.,Ltd


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